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2007年11月12日 (月)

緊急入院 ご同輩に告ぐ

10月10日某医大付属病院に緊急入院した。
救急車で運ばれ 、集中治療室に放り込まれ危機を脱した後、20日有余の入院生活を余儀なくされた。
我が人生75年で救急車のお世話になることも20日有余に及ぶ入院生活も初めての体験である。 いままで風邪引き等の小さな病気はあったものの健康優良児を自負していた小生としては、この体験はいろんな事を考えさせてくれた。
特に同年配の人達とその配偶者に告げたいことは、 どこか今までにない体の異常を感じたらためらう事なく救急車を呼び救急病院に放り込んで貰うことである。
なまじ我慢をし様子を見ようなどと考えぬ事である。
小生の場合危機を脱した直後医師に言われたことは、もう少し手当が遅れていたら「危なかった」である。
日頃は健康に自信のある人ほど小生と似たような状況に陥ることが多いのでは無かろうか?
以下何回かに亘る駄文は僭越ながらのご同輩に対する警告のつもりである。

ここは何処だ?
ふと眼がさめた。周りに白衣を着た男性・女性が動いている。キビキビとも云えるし、ふわふわとも感じられる動きである。 一様に背丈が低く頭髪はもじゃもじゃである。
俺はいったい全体何処にいるのだ。口には管を2~3本咥えており口もきけなければ身動きも出来ない。
何処かに誘拐されて人体実験をされているのか?ここは昔見たことのある映画「猿の惑星」なのか?周りに動いている男性・ 女性からそんな連想が浮かぶ。
次に考えたことは、「今俺は夢を見ているのだ 」である。
夢を見ているのなら納得だが、一つだけ納得できない事がある。それは周りを取り囲んでいる器材の現実感である。金属材質のピカピカ感、 筒状器材の直線・折り曲げ角度の圧倒的な現実感がこれは夢ではない、現実なんだと教えてくれる。
さらに意識がハッキリしてくるとベッド脇に家内と娘婿がいる。
「ここは何処だ?何故俺はここにいるのだ?」と聞きたくとも口に管状のものが2本突っ込まれており口がきけない。 聞きたいことがあると察した家内が手のひらを差し出す。
「ドコ」と「ナゼ」と手のひらに書く。 「昨夜真夜中に急に咳き込み始め、ぜーぜーと息が苦しそうだったので、 貴方は最初渋っていたが救急車を呼んでここに運んで貰った。ここは東京医大付属の八王子センター」との答えで 一遍に状況を把握できた。 そうだ昨夜の真夜中に喘息の激しい症状に似た呼吸困難に陥りシブシブ救急車に乗った事を思い出した。
運ばれる途中から目が覚めるまで意識がなく、口の周辺は紫色をしていて生色がなく、もう少し処置が遅れていたら危なかったと後でいわれ、 ぞっとした。
ともあれ意識も取り戻し、顔色もやや正常に戻った。そしてあらためて周りの看護師さんや時々見回ってくる医師を見ると「猿の惑星」 など甚だ失礼な連想だったことを看護師さん達にお詫びをしたい。
現実の看護師さん達は一様に美人で且つ65キロの小生を二人がかりとはいえ持ち上げ移動させる事の出来る力持ちである。

続く

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